こんにちは！看護師2年目でITコンサルタントに転職したみゆこんです。
気づけば8月になり、転職してから1年経過しました！
など、皆さんの気になることをお伝えしたいと思います！
こんな方におすすめ
- 第二新卒で一般企業に転職したい看護師
- IT業界やコンサルタントに興味がある看護師
- 医療業界とは違う業界で活躍できるイメージが持てない看護師
自己紹介
最初に軽く自己紹介をさせてもらいたいと思います！
- 名前：みゆこん
- 年齢：25歳
- 転職までの流れ
新卒で大学病院に就職し、オペ間看護師として勤務しました。
途中2ヶ月ほど休職を含めて合計1年4ヶ月でした。
病院勤務中に転職活動を行い、内定をもらってから退職。8月にITコンサルファームに入社しました。現在、転職して1年が経ちました！
具体的な転職活動の体験談はこちらからどうぞ！（ボリューミーです）
看護師2年目で一般企業に転職した率直な感想
一言で言うと、「転職して正解だった」につきます。
業務内容、人間関係などどの面で見ても以前より充実していると感じているので、
転職して後悔はしていません。
ここから先は項目ごとに振り返ってみたいと思います。
振り返る項目
- 業務内容
- ビジネススキル
- 人間関係
- 年収
- 働き方
- キャリア
業務内容
看護師では「人員」が重要ですが、転職後は「成果」が重要。価値の出し方を考えるようになりました。
- 主に議事録（会議の記録）の作成や会議で使用する資料に載せる情報の整理、クライアントに提出する資料の作成を行っています。
- 細かいところで言えばロジ周りと言われる、ランチや飲み会の手配、スケジュール登録や会議室の確保なども行ってきました。
- 資料作成で「速さ」や「質の高さ」に気を付けて価値を出していくことが重要だと感じました。
- 一時期、正直これはコンサルタントの仕事か疑問に思う業務も経験しました。ただ、自分自身は看護師の経験しかないことを考えれば、目の前のできることにしっかり取り組むことが必要なのではと思っていました。また、後に何か役に立つ可能性もあるし、上司にも程よく愚痴ることで乗り越えました。笑
ビジネススキル
本や動画などで勉強しましたが、慣れていないのでなかなか大変でした。
- メールに関しては正直まだまだ作成に時間がかかってしまいますが、名刺交換などは転職当初に比べて慣れてきています。
- 会議室に向かう際にエレベーターで移動することも多く、下っ端は率先して操作板の前に立つ必要があります。ポジション取りはうまくなりました！笑
転職後のポイント
第二新卒だと、基本的なビジネススキルは身についていると思われているため、事前に本やセミナーでしっかり勉強しておいた方が良いです。もちろん、初めて何かするときは事前に確認すると安心です。
人間関係
会社全体もプロジェクトチームもとてもいい環境だと思っています！
- 会社全体としては、病院よりも年齢層が近く一体感がある印象です。
- 年が近いけど、職位や経験が自分よりも上の先輩が多いため、直近の目標としていい刺激を受けられます。
印象に残っていること
「1年しか違いはないのに、こんなに綺麗で分かりやすい資料が作れるようになるんだ」と衝撃を受けた記憶があります。
- 今のチームでは、ほぼ毎日チームメンバーでランチを食べています。業務以外の話をすると声をかけやすくなるので、業務にもいい影響があると実感しています。
- 基本的にはプロジェクトメンバーとの関わりが多いですが、研修などで横のつながりや上とのつながりも持つことができるので、プロジェクト内で閉鎖的にならないです。
- 上司や同僚は論理的な考え方で、基本的に効率良く業務を行って楽に成果を最大限出していこう、というスタンスなので非常に尊敬しています。
年収
結論、上がりました。
- コンサル業界はベースが高いため、未経験でも看護師より高い額で転職できました（オペ看護師で夜勤を経験していなかったからベースは低かったです）。
- さらに年に１度、昇給がありあるため入社時より年収は上がりました。
- ボーナスはありませんが、業務や人間関係に満足しているのでお金でモチベーションを維持することはなくなりました。
転職のポイント
看護師時代より年収が下がってしまう可能性は高いですが、一般的な企業は昇給があるので長い目で見たら年収は上がります。業界や業種で変わってくるので、気になる方は転職時に昇給の頻度と額をエージェントに確認してみると良いです！
働き方
転職前はリモートワークに憧れていましたが、実際に働いてみると出社スタイルが好きだと気づきました。
- 転職する前は、コロナで企業の働き方が変わったことを受けて「リモートワークができるようになりたい」と思っていました。でも、実際に働いてみるとリモートワークより出社してチームメンバーとリアルに関われるほうが業務効率も良いと感じています。
印象に残っていること
プロジェクトに初めて入ってすぐにリモートワークになったのですが、ツールの使い方も報連相の仕方も何もかも不安な状態でリモートになり、心細かった記憶があります。
幸いにも、私と同様にIT業界以外から転職して未経験で入社した先輩がいて、「聞きたいことがあったらすぐ電話していいよ！雑談したい時でも！」と頼りにさせてもらえたので、なんとか乗り切れました。
- 今のプロジェクトでは毎日出社ですが、チーム内でコミュニケーションを気軽に取れるので安心感が違います。
キャリア
あえて医療系ではない業界に行くことで、看護師以外としても働けると思えるようになりました。
- 労働条件は厳しいかもしれないけど、看護師として働くこともできるし、一般企業に転職することも難しすぎることはないと思います。
- あえて医療系以外の業界に転職したことで、「医療×IT」など業界を掛け合わせた分野で活躍できそうだな〜と感じています。
- また、転職前はフリーランスや独立も視野に入れていましたが、転職してチームで働くことの楽しさを実感して、今はチームで働き続けたいなと思っています。
みなさんからのご質問
ここまで自分視点での振り返りを行いましたが、ここから先はみなさんの質問に答えていきたいと思います！（出典： HandL）
Q1. そもそもなんで一般企業に転職したの？
A1. 正直なことを言えば、看護師として今後のビジョンを考えたときに、キャリアアップやスキルアップして生き生きとしている姿よりも、業務や人間関係で消耗している姿の方しか想像できなかったことが主な理由です。そのほかの理由は下に書いた感じですが、ネガティブな理由が大きいかも？です。
一般企業に転職した理由
- 看護師にこだわりがなかった。
- 病院特有の閉塞感が苦手だった。
- 世間の一般常識を身につけておきたいと思っていた。
- 自分の中で「働く」というイメージはデスクワークや打ち合わせを行うイメージが強かったので、看護師として働く姿が自分のイメージと一致していなかった。
Q2. ズバリ、看護師よりも楽？
A2. 「楽」とまでは言えませんが、仕事をする上でのストレスはあまり感じなくなりました。
体力面
動き回ったり、ずっと立ちっぱなしだったりということはなくなり、楽になりましたが、デスクワークも辛いことはありますね。ずっと座りっぱなしで腰の痛みや肩こりが酷いことや、週５で８時間以上PCと睨めっこ状態なので、眼精疲労もあります、、！
休憩時間
私が看護師時代にストレスと感じていたのは、日勤で昼休みの時間が決まっていないことでした。転職した今は安定しているのでストレスから解放されました。
転職活動のポイント
自分が今の仕事で何にストレスを感じているか、どのストレスを解消したいかを整理するのがおすすめです。それが業種や業界、企業を選ぶ基準になります。
Q3. 慣れるまでどのくらい期間がかかった？
A3. ２〜3ヶ月業務にで慣れた印象です。業務以外にもPC操作やツールの使い方、報連相の仕方など覚えることはありましたが、3ヶ月経つ頃には慣れたと思います。
Q4. 横文字やカタカナ用語、覚えるものが多いイメージだけど、、？
A4. 予め知っているに越したことはないけれど、都度調べたり上司に確認できたりするので、知らなくてやっていけないことはほとんどないです。また私の会社ではプロジェクトは頻繁に変わらないので、覚えることだらけというわけではないです。
何より一般的には医療用語も横文字やカタカナ文字など多く、とっつきにくいイメージです。持ち前の勤勉さを活かせば何も問題ないです！
Q5. 想定していた職場環境とのギャップはあった？希望としていた働き方はできている？
A5. ギャップに関しては特にないですが、強いて言うなら2点です。
- フリーアドレス（席が決まっているわけではなく、どの席に座っても良い）
- 喫煙者が意外といること
希望としていた働き方については、以前はリモートワークを希望していましたが、出社しているため希望通りではないです。でも正直なところ、リモートワークより出社するとメリットが多いため、不満はありません。
出社のメリット
・コミュニケーションがとりやすい
・雑談がいい息抜きに
・クライアントとの距離も近いので業務がやりやすい
Q6. 企業に転職してみてメリットとデメリットは？看護師の方が良かった部分はある？
A6. それぞれありますが、メリットが多いです！
メリット
- 小休憩をコントロールできること。どこまで終わったらコンビニ行こう、とかトイレ行こうとか自分の裁量で決められるところが良いです！
- ユニフォームに着替えなくていいこと
- ネイルやアクセサリーはある程度OKなこと
- 様々なバックグランドの中途社員が多いけれど、看護師はレアなので覚えてもらいやすいこと
- アナログな管理方法ではなく、ツールを利用してるため便利なこと
- 思考が洗練されている上司や同僚が多いためいい刺激を受けること
- 今後のキャリアの選択肢が広がること。医療現場にも戻れるし、一般企業を選ぶこともできることは大きいと思います。
- 患者のほとんどは企業勤めなので、背景を体感できるため何かしら看護に還元できること。
デメリット
- 喫煙者がいること
- 勤務時間以外にも（たまに業務に関係ないことだけど）チャットが飛んで通知されることがあること
看護師の方が良かったこと
- 手術で体の中を見る機会がなくなってしまったこと（手術自体は好きなので、、！）
- 室温がいつもちょうどいいこと（節電で勤務時間外になると冷房が切れたりすることも、、）
Q7. 異業界に転職して楽しいことや大変だったことは？
A7. 楽しいこと、大変なことはたくさんありました！
楽しいこと
- PJTメンバーみんなが成功に向けてやっていこう、という意識が強いのでワクワクする瞬間が増えたこと
打ち合わせ後、「いいね、楽しくなってきたね」と上司が言葉にしてくれるため、楽しんで業務に取り組めるようになってきました。 - 上司と週一で1on1を行い、振り返る時間を十分に確保できていること。かつ、業務効率に向けてどう修正したらいいかを一緒に考える時間があること
1週間の振り返りを行い、良くなってきたところ、改善の余地があることを上司と一緒に振り返るようになりました。決して怖い雰囲気で叱られると言うわけではなく、「みゆこんの成長のためにどう改善していこうか」と言うスタンスで行っているので、手応えを感じられる時間です。 - 自分が作成した資料や会議での自分の発言でお客さんから反応がいい瞬間があり、手応えを感じること
上司と相談しながら作成した資料や、会議での発言に対してお客さんからいい反応があると、準備した甲斐があったと嬉しく感じます。
大変だったこと
- 「確認」や「医師の指示」を受けて仕事する看護師に対し、作業の手順を考えたり自分から提案したりすること
特に手術看護師は手術の手順通りに行うので、その時と違うスキルが重要だと実感しました。
- 会議の議事録作成
言葉は分かるけど意図や背景が分からないので、ついていくことが大変でした。みんなの共通認識についていけないことが辛かったですが、事前に上司と打ち合わせの認識合わせを行うことで解決できました。
- 業務を円滑に進めていくこと
看護師の業務以上に上司への報連相が重要です。資料作成などで、どう進めたらいいのか分からなくて、業務が止まってしまうことは避けなければいけませんが、考えすぎてしまって進みが遅い時期がありました。少しでも想定と違う時や違和感を覚えた時は遠慮しないで上司に相談することで、円滑に進めていけるようになりました。
最後に
転職当初は「看護師は１年ちょっとで退職してしまったし、業種を変えてどこまで頑張れるかな」と不安でした。一時期、やけに辛いと感じる時期がありましたが、無事乗り越えられたと思います。
転職の時に、エージェントさんからもらった言葉で今でも忘れられない言葉があります。
それは「選んだ道を正解にしていくことが重要」という言葉です。
「選んだ道を正解にしていく」とは「転職を正解にしていく」ということ。
転職が成功したと思えるのは単純に内定がもらえたからではないと思っています。
自分の定義では、以下のように考えています。
「転職が成功した」という定義
- 無理なく仕事を続けられているか
- うまくいかない時期に乗り越えられるか
- 理想の生活を送れているか、または近づけたか
- 仕事をしている自分も、プライベートの自分も全部を含めて自分自身を好きになれているか
途中、うまくいかない時期もありました。自分のスキルが足りていなくて業務が思うように進まなかったり、上司との関係に悩んだりしたこともあります。感情的になることもありましたが、周りに相談してより良い解決策を考え、乗り越えられたと思います。
今のところは、転職成功かなと思っています。
また非常にありがたいことに、Arch Nurseのスペースやしお姉さんのセミナーに登壇させてもらい、本業とは別に活動できる場がありました。このブログも、それぞれのイベントも本業があってこそだし、例え本業で落ち込んでも「励みになりました！」など、温かい反応をいただくので本業を頑張る活力になります。本業とみゆこんとしての活動が双方に良い影響を与えていると感じる1年でした。企業の一員として働きつつ、個人的にも活動していけたらと思います！
最後までお読みいただきありがとうございます。
この記事がみなさんのお役に立てると嬉しいです！
みゆこん